秋村 洋のプロフィール

本質を突き詰めていく

一級建築士

秋村 洋

建築も、インテリアも、庭も。
本来ひとつながりであるはずの“住まい”を、総合的にデザインする。
その視点こそが、私の設計の芯です。

はじめまして。一級建築士の秋村洋です。
私は「住まいをつくることは、人を幸せにすること」だと信じています。
その想いは、完成した家に施主様が足を踏み入れた瞬間の笑顔を見るたび、
何度でも確信に変わります。

私が得意とするスタイルを一言で表すなら、**“総合力”**です。
建築、インテリア、外構、作庭——
本来は区切るべきではない要素をひとつのデザインとして捉え、
暮らしのすべてが自然につながるよう提案しています。

設計で大切にしているのは、
“必ずそこに人がいる”という視点。
図面の線一本にも、人の生活が宿ります。
だからこそ、打合せではどんな小さな声も聞き逃さないようにしています。
何気ない不便や癖こそが、住まいを良くするヒントになるからです。

私がこれまで手がけた中で印象深いのは、
狭小地・変形地で建築を諦めておられたご家族の住まいです。
20回以上の打合せを重ね、最終的に
「まさかここに、こんな家が建つとは思わなかった」
と喜んでいただけた時、
設計という仕事の可能性を改めて感じました。

「この家を設計してよかった」と強く思ったのは、自宅です。
長く住宅設計に携わってきたからこそ、
自邸を設計する難しさと向き合い、
同時に、満足できる住まいができた時の喜びを心から味わいました。
住まいとは、人生をそっと支える“器”のようなものだと感じています。

休日は、自宅の庭や畑を整えることが多いです。
自然と向き合い、手を動かし、大地に触れる時間は、
設計の感覚を静かに整えてくれます。
また、社寺仏閣など伝統建築を訪れることで
“建物が自然とどう調和しているか”
を体感し、日々の設計に生かしています。

これから家づくりをされる方へ。
私はいつも、こうお伝えしています。
「どうか他人まかせにせず、自分で学んでください」
住まいづくりに主体的に関わるほど、成功に近づきます。
一生を過ごす場所だからこそ、
知り、考え、選び取ることが大切です。

私が考える理想の住まいとは、
飾らず、シンプルで、使いやすく、耐久性のある素材でできた家。
見た目の華やかさよりも、長い年月を自然体で共にできる。
そんな“本質的に豊かな住まい”です。

これからも、お客様の人生を支える場所を
総合的な視点で丁寧につくり続けていきたいと思っています。