気づけばずっと、ものづくりに心が動いてきました。
建築の道を選んだのも、「自分の手で誰かの暮らしを良くしたい」と思ったのが理由です。
設計士として最も嬉しい瞬間は、完成した家に伺ったときにいただく
「住みやすいです」「気に入っています」「ありがとう」
その一言。
図面の線にすぎなかったものが“日々の生活の舞台”として息づいている。
その喜びはいつも新鮮です。
私が設計で大切にしているのは、
たとえ要望が多くても、制約が厳しくても、安易に「無理です」とは言わないこと。
実際、20回以上打ち合わせを重ねて理想の家を形にしたこともあります。
他社に断られたプランでも、工夫と技術で実現できたときの達成感は格別です。
打ち合わせではまず、
「どんな家に住みたいのか」
「どんな生活がしたいのか」
その核心を丁寧に聞き出します。
そこに答えがない限り、本当に“その人のための住まい”はつくれないからです。
普段はゲームや映画で感性を休めたり、世界観を眺めて建築のヒントを得ることもあります。
ジムで体を動かし、しっかり寝ることで、次また良い設計ができる。
そんなサイクルを大事にしています。
家づくりは、要望をたくさんぶつけていいと思っています。
妥協しないで、自分たちらしい暮らしを手に入れてほしい。
私はそのこだわりを、正面から受け止める設計士でありたいと思っています。
“機能性・デザイン性・使いやすい間取り、その全部が揃ってこそ良い家。”
そう信じて、これからも一つひとつの住まいに真摯に向き合っていきます。