私が住宅の世界に興味を持つようになったのは、新築のオープンハウスを訪れたことでした。
そこに流れる空気や、細やかに整えられた空間の心地よさに触れ、
“建築に携わりたい”という気持ちが自然と芽生えました。
その後、知り合いの方に「コーディネートを手伝ってほしい」と誘われたことが、
この道を進む大きなきっかけとなりました。
人見知りで初対面では少し緊張してしまうタイプです。
けれどその分、
相手の表情や言葉の温度に気づく力があるのだと思っています。
お客様の想いやご希望をいち早く感じ取り、
それを“その方らしい形”へと導いていくことが、私の得意分野です。
コーディネーターとして大切にしているのは、
お客様が遠慮せずに本音を話せるような柔らかな空気をつくること。
好きなもの、苦手なもの、憧れ、迷い……
言葉にならない想いの断片を、一つひとつ受け止めながら、
十人十色の理想に寄り添ったコーディネートをご提案しています。
これまでの中で忘れられないのは、
毎日のように連絡を取り合いながら、2年間かけて家づくりを進めたお客様のこと。
完成した日に、お施主様と一緒に涙を流した瞬間は、今でも鮮明に覚えています。
ずっと寄り添ってきたからこそ分かち合えた喜びであり、
この仕事をしていて本当に良かったと感じた出来事のひとつです。
プライベートでは、
わんちゃんとゆったり過ごしたり、家の掃除で気持ちを整えたり。
自然が好きで、キャンプや釣りなどアウトドアに出かけることもよくあります。
少し意外かもしれませんが、キックボクシング、料理も好きで、
体を動かしたり何かを作ったりする時間が、私のリフレッシュになっています。
そんな日々の経験ひとつひとつが、インテリアを見る目にもつながっていると感じます。
これから家づくりを考えている方へ。
どんな家に住みたいのか、どんな色や空気が好きなのか——
ぜひ、あなたの想いをたくさん聞かせてください。
一緒に悩み、一緒に探しながら、
そのご家族だけに似合う“やさしい住まい” を形にしていけたら嬉しく思います。
理想の住まいとは、
お客様それぞれのニーズにそっと寄り添いながら、
“自分らしい心地よさ”が自然と満ちていく場所だと思っています。