FACILITY
施設・幼保園・教室
暮らしを育む“施設”を、地域の未来に刻む。
安心して過ごせる、地域の集い場──
利用者すべてにとって快適な空間を。
人が集い、学び、響き合う空間。
子どもたちの笑い声が響く教室も、地域のコミュニティをはぐくむ施設や
冠婚葬祭の会場など、どれも“まち”を支える大切な場所です。
有事の際に避難場所などにも機能する設計など、
「地域のインフラとしての施設建築」をご提案します。
利用者層が広い。 法規制が複雑。 耐震・防火・バリアフリー・音響など多様な要件。
さらに、予算・維持コスト・運営なども無視できません。
私たちは、これらの“不安要素”をひとつずつクリアしながら、
地域のインフラとして長く使われる施設 を目指しています。
補助金をうまく使えば、事業コストを大きく抑えられます。
ですがその一方で、「工期が極端に短くなる」というリスクも。
現場ではよく知られた話ですが、意外と知られていません。
実はここに、成功と失敗を分ける大きな分岐点があります。
お金は出ても、時間は増えない。
なぜ補助金利用案件は “工期が短くなりがち” なのか?
補助金が決まれば、建築費の負担を抑えられる——
そう思っている方も多いかもしれません。
ですが実は、**「お金は出ても、時間はもらえない」**のが補助金建築のリアルです。
理由その1 補助金の仕組みがスケジュールを圧迫
補助金は「申請 → 審査 → 採択 → 交付決定」という流れを経て、
ようやく正式に着工できる仕組みです。
この“交付決定”が出るまでは契約や発注を進めることができず、
審査期間が長引くと、実質的な着工は年度の後半にずれ込みます。
その結果、確保できる工期はわずか数か月。
年度末に工事が集中するのは、このスケジュール構造が理由です。
理由その2 年度内に完了報告が必要
ほとんどの補助金は、その年度内(3月末)に事業完了と報告提出が必要です。
たとえば10月に交付が決まった場合、施工・検査・報告を半年以内に完了させる必要があります。
つまり、スケジュールには常に“時間との戦い”がつきものです。
だからこそ、私たちは計画の初期段階から並走します。
審査期間中の設計、交付後の即着工——
限られた時間を最大限に使うために、設計・施工・行政調整を一貫サポート。
補助金を“使いこなす”建築こそ、私たちの得意分野です。
成功まで、確かな計画力で伴走します。
補助金制度、資金計画、設計、施工、報告——
施設建築に関わるすべての工程を、確かな計画力で一貫支援します。
建てて終わりではなく、地域に長く愛される施設をともに育てていく。
それが、私たちの建築のかたちです。